うちの上の子は、弟が産まれてから時々チック症状がでるようになりました。
一種の赤ちゃん返りのようなものかなと思い、なるべく彼が寂しくないようにと気を配っていました。
小学生になっても学校行事の前になると、チック症状がでていたので気になっていました。
どうしたものかと息子の習い事の先生、70歳を超えたおじいちゃん先生に相談したところ、
「次回から電車で1人でここに来させてください」と言われました。
息子、小学校2年生でした。
その習い事は、自宅から電車で1時間。乗り換えも2回あります。そんなところに1人で行かせるなんて!と心配でした。
翌週1回だけ、練習で一緒に電車で行きました。帰りは1人で帰るんだよ。と言って私は後ろ髪を引かれる思いで1人で先に帰りました。
今から考えると今生の別れのような気持ちで息子に、「困ったらこれで電話をするんだよ」と電話番号を書いた紙とテレフォンカードを渡しました(笑)←なぜか携帯を持たせるという発想がまだなかった時代・・・
もう心配で心配で、PiTaPaで改札を通るたびにメールが来るので、ずーっと携帯を握り締めていました。
最寄りの沿線の改札を通ったらすぐに駅に迎えに行きました。
改札から見えた息子を見て、よくぞ1人で帰ってきたものだとウルウルしたのを覚えてます(笑)
が、その時息子に「え〜!ママに電話して迎えに来てもらおうと思ってたのに!なんで来たん?」と残念そうに言われる始末_| ̄|○
そして電車で1人で帰って来れたことがとても嬉しかったようで、何度も電車の中の様子などを話してくれました。
それから彼は毎週電車で行くようになり、周りの大人から小学校2年生で電車に乗ってそんな遠いところまで行ってるの!?と言われるたびに、嬉しそうに答え、表情も変わり、どんどん自信がついていったのです。
気がついたら、チック症状はすっかりなくなり、学校でも積極的に発言をしたり、行動するように。
子供ってちょっとしたスイッチが入るとこうも変わるのかと目の当たりにしました。
上の子で、小さい頃から手がかかって大変だと思っていましたが、そもそも私が手をかけたから大変だったのかもしれないなぁと。
私が心配したから、心配するようなことをしてくれてたのかも。
いえ結局は、私が心配したから、心配するような現実を私がうみだしていたんですね。
親は、子供の心配をするよりも、子供の幸せを信じるのみ!です^^
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