父の本棚

思うこと

先日実家にある父の本棚を何気なく見ていたら、

ん?私が持ってるものと同じのが結構ある!

そして、読んでみたいなぁと思っていた本もある。

なんだかとても嬉しくなった!

父は、戦争で両親を亡くし祖母と親戚の人たちに育てられてきた。

淡路島で育ち、就職で大阪に出てきた父。

その後、会社を経営し、今は弟が会社を継いでいる。

父は人が大好きで、いつもたくさんの人に囲まれていた。

そして父は私にたくさんの話をしてくれた。社会の仕組み、人生とは、仕事とは、家族とは・・など。

そんな父が大好きでとても尊敬していた。

両親がいなかったので、本を読んだり、たくさんの人と関わりながら色んなことを学んでいったんだろうな。

本棚に並んでいた本は、私が辛いな〜と思ったときに手に取った本だったり、自分のことが分からなくなった時に読んだ本だったり、すごく感銘を受けた本だったり。

父も同じような思いをしたこともあったのかな〜など思うと胸が熱くなった。

まじまじと本棚を見ていたら、父に1冊の本を渡された。

「すごくいい本だから、読んでみたらいいよ」と。

認知症の父だけど、たまにこうして普通に話すことができる瞬間がある。この瞬間は私への宇宙からのプレゼントだと思っている。

コメント

タイトルとURLをコピーしました